「雪のいと高う降りたるを」テスト対策
『雪のいと高う降りたるを』の前半部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子参りて、炭櫃に火おこして、物語などして集まり候ふに、「少納言よ。香炉峰の雪いかならむ。」と仰せらるれば、御格子あげさせて、御簾を高くあげたれば、笑はせ給ふ。人々も「さることは知り、歌などにさへうたへど、思ひこそ寄らざりつれ。なほ、この宮の人にはさべきなめり。」と言ふ。
(『枕草子』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。
- 例ならず御格子参りて
- 炭櫃に火おこして
- 御簾を高くあげたれば
- (さべきなめり)
解答はこちら(タップで表示)
「御格子」は「みこうし」、「炭櫃」は「すびつ」、「御簾」は「みす」です。「御格子」「御簾」はかなり出題率が高いです。絶対に覚えておきましょう。
おまけですが、「さべきなめり」は「さんべきなんめり」と読みます。撥音便の無表記が2箇所あります。
あらすじの確認
・雪が深く積もっていたとのに、格子は下がっていた
・女房たちが中宮のもとに集まった
・中宮が作者に「香炉峰の雪はどうか」と尋ねる
・作者は格子を上げさせて、御簾を高く上げる
・中宮は納得して笑う
・周りの女房たちは作者を称賛する
出題ポイント
以下の6項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。
- 例ならず御格子参りて
- 物語などして集まり候ふに
- 「少納言よ。香炉峰の雪はいかならむ。」と仰せらるれば
- 笑はせ給ふ
- さることは知り、歌などにさへうたへど、思ひこそ寄らざりつれ
- なほ、この宮の人にはさべきなめり
文学史・文学作品の確認
今回の「雪のいと高う降りたるを」は『枕草子』の一節です。作者は一条天皇の中宮定子に仕えた清少納言です。藤原道長を中心とする摂関政治全盛期である平安時代中期の西暦1001年ころに成立したとされ、当時の宮廷生活の様子を「をかしの文体」と批評される簡潔で気品のある文章です。内容的に
(1)類聚的(類集的)章段
(2)随想的章段
(3)日記的(回想的)章段
の3つに分けられます。今回の「雪のいと高う降りたるを」は(3)の「日記的(回想的)章段」の一節になります。「日記的(回想的)章段」は、作者清少納言が中宮定子に仕えた華やかな宮廷生活を描いたもので、本文に「宮(中宮)」とはっきり明示されていなくても、中宮の存在を考える必要があります。以上が簡単な『枕草子』の紹介です。詳しい説明は以下をタップしてご覧ください。

練習問題(一問一答&文法問題)
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
おわりに
今回は「雪のいたう降りたるを」を読んでいきました。『枕草子』は入試などで初見の文章が出てくると、なかなか難しいですよ。様々な文章に触れていってくださいね。
読んでいただきありがとうございます!
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