「光る君誕生」(桐壺)テスト対策〈第1回〉
それでは、今回の「光る君誕生」(桐壺)において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話します。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。

いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。初めより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給ふ。同じほど、それより下﨟の更衣たちは、まして安からず。朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふつもりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、人のそしりをもえはばからせ給はず、世の例にもなりぬべき御もてなしなり。
(『源氏物語』より)
文章を読むことができたら、下の「登場人物の確認」「内容を簡単に理解」を読んで、自分の理解と合っていたかを確認します。
登場人物の確認
・(桐壺の女) ・御方々
・それより下臈の更衣
・人(周りの女性たち) ・(帝)
※(桐壺の女)・(帝)は文章の中にはっきりと出てきませんが、書かれている内容から、それぞれの人の説明がされていることを読み取る必要があります。なぜ「桐壺の女」と書いているかというと、ずっと後になって、「御局は桐壺なり」と出てくるからです。このページでは、「桐壺の女」と一貫して説明していきます。
あらすじの確認
・いつの天皇の御代かはわからないが、昔の話である
・女御・更衣がたくさん控えるなかに、高貴な身分ではない、帝に愛される人(桐壺の女)がいた
・帝の寵愛を受けたい他の女御は、桐壺の女を目障りなものだと思う
・更衣の身分の女性たちはいっそう気持ちが穏やかでない
・桐壺の女は周りの女性たちの恨みを買ったのか、病気が重くなっていき、里に戻ることが増える
・帝はいっそう桐壺の女を大切なものに思われる
・帝は周囲の非難をものともせず、桐壺の女を大切になさる
出題ポイント
以下の7項目が何も見ずに訳すことができるか確認してください。
- いづれの御時にか
- 女御、更衣あまた候ひ給ひける中に
- いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり
- 初めより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給ふ
- 同じほど、それより下﨟の更衣たちは、まして安からず
- いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして
- 世の例にもなりぬべき御もてなしなり
文学作品・文学史の確認
『源氏物語』は、日本最高峰の古典文学です。別ページに詳しくまとめていますので、そちらをぜひご覧ください。『源氏物語』特徴を簡単にまとめたものは、以下に示しておきます。


練習問題(一問一答&文法問題)〈第1回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
「光る君誕生」(桐壺)テスト対策〈第2回〉
「光る君誕生」(桐壺の更衣)の中盤部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。初めより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給ふ。同じほど、それより下﨟の更衣たちは、まして安からず。朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふつもりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、人のそしりをもえはばからせ給はず、世の例にもなりぬべき御もてなしなり。
上達部、上人などもあいなく目をそばめつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり。唐土にもかかる事の起こりにこそ世も乱れ悪しかりけれと、やうやう天の下にもあぢきなう、人のもて悩みぐさになりて、楊貴妃の例も引き出でつべくなりゆくに、いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて交じらひ給ふ。
父の大納言は亡くなりて、母北の方なむいにしへの人のよしあるにて、親うち具し、さしあたりて世のおぼえ華やかなる御方々にもいたう劣らず、何事の儀式をももてなし給ひけれど、とりたててはかばかしき後見しなければ、事あるときは、なほよりどころなく心細げなり。
前の世にも御契りや深かりけむ、世になくきよらなる玉の男皇子さへ生まれ給ひぬ。いつしかと心もとながらせ給ひて、急ぎ参らせて御覧ずるに、めづらかなる児の御容貌なり。一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて寄せ重く、疑ひなきまうけの君と世にもてかしづき聞こゆれど、この御にほひには並び給ふべくもあらざりければ、おほかたのやむごとなき御思ひにて、この君をば私物に思ほしかしづき給ふこと限りなし。
(『源氏物語』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。
・上達部、上人などもあいなく目をそばめつつ
・唐土にもかかる事の起こりにこそ世も乱れ悪しかりけれと、
・楊貴妃の例も引き出でつべくなりゆくに、
・とりたててはかばかしき後見しなければ、
・前の世にも御契りや深かりけむ、
・めづらかなる児の御容貌なり。
・この君をば私物に思ほしかしづき給ふこと限りなし。
解答はこちら(タップで表示)
「上達部」は「かんだちめ(かんだちべ)」、「上人」は「うえびと」、「唐土」は「もろこし」、「例」は「ためし」、「後見」は「うしろみ」、「前」は「さき」、「契り」は「ちぎり」、「容貌」は「かたち」、「私物」は「わたくしもの」です。「かたち」は、「容」「貌」でもそのように読みます。なお、すべて現代仮名遣いで示しています。
あらすじの確認
・上達部や殿上人も帝の寵愛ぶりを苦々しく思う
・中国での過去の出来事を引き合いに、自国の政治の乱れを心配する
・桐壺の女は、心配事は多いが帝の寵愛を頼みに宮仕えを続ける
・桐壺の女の父は亡くなっているが、母が由緒ある家柄の人なので、何事も他の女御たちに負けない儀式をとり行う
・桐壺の女は帝と宿縁が深かったのか、愛されるだけでなく皇子までも産む
・帝は早くその子を宮中に連れて来させる
・帝は右大臣の娘の皇子は形式上大切に育てる
・帝は桐壺の女の皇子を秘蔵っ子としてこの上なく大事に育てる
出題ポイント
以下の6項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。理解ができたら改めて本文を解釈してみてください。
- いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて交じらひ給ふ。
- 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて、
- とりたててはかばかしき後見しなければ、
- 世になくきよらなる玉の男皇子さへ生まれ給ひぬ。
- いつしかと心もとながらせ給ひて、急ぎ参らせて御覧ずるに、
- 寄せ重く、疑ひなきまうけの君と世にもてかしづき聞こゆれど、
練習問題(一問一答&文法問題)〈第2回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
おわりに
今回は『源氏物語』桐壺の巻の冒頭である「光る君誕生」を読んでいきました。いよいよ主人公の光源氏が登場しましたね。ですが、これは長い長い『源氏物語』のほんの冒頭の一部分です。これから先、いろいろな部分に触れていくことになると思いますが、まずはこの冒頭部分をしっかり理解しておきましょう。
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