「すさまじきもの」テスト対策〈第1回〉
「すさまじきもの」(一部)において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
すさまじきもの、昼ほゆる犬。春の網代。三、四月の紅梅の衣。牛死にたる牛飼ひ。乳児亡くなりたる産屋。火おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女児生ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などは、いとすさまじ。
(『枕草子』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。今回はたくさんあります。
- 春の網代
- 三、四月の紅梅の衣
- 乳児亡くなりたる産屋
- 火おこさぬ炭櫃
- 方違へに行きたるに
- まいて節分などは
解答はこちら(タップで表示)
「網代」は「あじろ」、「衣」は「きぬ」、「乳児」は「ちご」、「産屋」は「うぶや」、「炭櫃」は「すびつ」、「方違へ」は「かたたがえ」、「節分」は「せちぶん」です。特によく出るものは太字にしています。
あらすじの確認
・「すさまじきもの」の紹介
1 昼ほゆる犬(番犬として夜鳴くのを期待)
2 春の網代(秋から冬にかけて氷魚を捕る仕掛け)
3 三、四月の紅梅の衣(季節外れ)
4 牛死にたる牛飼ひ
5 ちご亡くなりたる産屋
6 火おこさぬ炭櫃、地火炉
7 博士うち続き女子産ませたる(博士は男のみ)
8 方違へに行きたるに、あるじせぬ所。(暗黙の了解を守らない)
出題ポイント
以下の2項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。
- すさまじきもの
- 方違へに行きたるに、あるじせぬ所
文学史・文学作品の確認
今回の「すさまじきもの」は『枕草子』の一節です。作者は一条天皇の中宮定子に仕えた清少納言です。藤原道長を中心とする摂関政治全盛期である平安時代中期の西暦1001年ころに成立したとされ、当時の宮廷生活の様子を「をかしの文体」と批評される簡潔で気品のある文章です。内容的に、
(1)類聚的(類集的)章段
(2)随想的章段
(3)日記的(回想的)章段
の3つに分けられます。今回の「すさまじきもの」は(2)の「類集的(類聚的)章段」(ものづくし)の一節になります。以上が簡単な『枕草子』の紹介です。詳しい説明は以下をタップしてご覧ください。

練習問題(一問一答&文法問題)〈第1回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
「すさまじきもの」テスト対策〈第2回〉
「すさまじきもの」の「除目に司得ぬ人の家」において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないので、時間がない場合は飛ばしてもよいかもしれません。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。古典文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。このサイトは文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
除目に司得ぬ人の家。今年は必ずと聞きて、はやうありし者どもの、ほかほかなりつる、田舎だちたる所に住む者どもなど、みな集まり来て、出で入る車の轅もひまなく見え、物詣でする供に、我も我もと参り仕うまつり、もの食ひ、酒飲み、ののしりあへるに、果つる暁まで門たたく音もせず。あやしうなど耳立てて聞けば、前駆追ふ声々などして、上達部などみな出で給ひぬ。もの聞きに夜より寒がりわななきをりける下衆男、いともの憂げに歩み来るを見る者どもは、え問ひだにも問はず。ほかより来たる者などぞ、「殿は何にかならせ給ひたる。」など問ふに、いらへには、「何の前司にこそは。」などぞ必ずいらふる。まことに頼みける者は、いと嘆かしと思へり。つとめてになりて、ひまなくをりつる者ども、一人二人すべり出でて去ぬ。古き者どものさもえ行き離るまじきは、来年の国々、手を折りてうち数へなどして、ゆるぎありきたるも、いとをかし。すさまじげなり。
(『枕草子』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。
・除目に司得ぬ人の家
・出で入る車の轅もひまなく見え
・物詣でする供に、我も我もと参り仕うまつり、
・前駆追ふ声々などして、
・上達部などみな出で給ひぬ。
・いともの憂げに歩み来るを見る者どもは、
解答はこちら(タップで表示)
「除目」は「じもく」、「司」は「つかさ」、「轅」は「ながえ」、「物詣(で)」は「ものもう(で)」、「仕(うまつり)」は「つか(うまつり)」、「前駆」は「さき」、「上達部」は「かんだちめ(かんだちべ)」、「憂(げ)」は「う(げ)」、「歩(み)」は「あゆ(み)」です。現代仮名遣いで示しています。
あらすじの確認
◎除目に司得ぬ人の家
・今年は必ず官職を得られるだろうと以前仕えていた人たちが集まってくる
・しかし除目が終わる夜明けまで連絡は来ない
・上達部はみな仕事を終えて帰っていく
・様子を伺っていた使いの者はつらそうな顔をして帰って来る
・主人の任官を当てにしていた者たちは嘆いている
・長く仕えている者は来年の除目の候補を探って、強がっている
・このような様子が滑稽でもあり、興ざめでもある
出題ポイント
以下の7項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。
- 除目に司得ぬ人
- 早うありし者どものほかほかなりつる
- 上達部などみな出でたまひぬ
- 見る者どもはえ問ひにだにも問はず
- 「何の前司にこそは」
- 古き者どもの、さもえ行き離るまじきは
- ゆるぎありきたるも
練習問題(一問一答&文法問題)〈第2回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
おわりに
今回は「すさまじきもの」を読んでいきました。「ものづくし」はテンポよく進んでいくので、小気味よいですよね。他にも「ものづくし」の文章はたくさんあります。様々な文章に触れておきたいですね。
読んでいただきありがとうございます!
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