「中納言参り給ひて」テスト対策〈第1回〉
『中納言参り給ひて』の前半部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
中納言参り給ひて、御扇たてまつらせ給ふに、「隆家こそいみじき骨は得て侍れ。それを張らせて参らせむとするに、おぼろけの紙はえ張るまじければ、もとめ侍るなり。」と申し給ふ。「いかやうにかある。」と問ひ聞こえさせ給へば、「すべていみじう侍り。『さらにまだ見ぬ骨のさまなり。』となむ人々申す。まことにかばかりのは見えざりつ。」と、言高くのたまへば、「さては、扇のにはあらで、海月のななり。」と聞こゆれば、「これは隆家が言にしてむ。」とて笑ひ給ふ。
(『枕草子』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。
- 中納言参り給ひて、御扇たてまつらせ給ふに、
- 言高くのたまへば、
- 扇のにはあらで、海月のななり。
解答はこちら(タップで表示)
「御扇」は「みおうぎ」、「言高く」は「ことたかく」、「海月」は「くらげ」です。あまり出題されないかもしれません。むしろ、「ことたかく」を漢字にする方が問題にしやすいですね。
あらすじの確認
- 中納言が姉である中宮のもとに参上して、扇を差し上げようとする。
- そのとき、「これとは別にすばらしい扇の骨も持っているが、平凡な紙は張れない」という。
- 中宮がどんな骨かを隆家に聞く。
「中納言」とは「藤原隆家」のことです。藤原隆家は中宮定子の弟です。この文章は中納言隆家が、中宮の住む屋敷にやってきた時のお話です。
出題ポイント
以下の4項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。
- 中納言参りたまひて、御扇奉らせたまふに、
- 隆家こそいみじき骨は得てはべれ。
- それを張らせて参らせむとするに、おぼろけの紙はえ張るまじければ、求めはべるなり。
- 「いかやうにかある。」と問ひきこえさせたまへば、
文学史・文学作品の確認
今回の「中納言参り給ひて」は『枕草子』の一節です。作者は一条天皇の中宮定子に仕えた清少納言です。藤原道長を中心とする摂関政治全盛期である平安時代中期の西暦1001年ころに成立したとされ、当時の宮廷生活の様子を「をかしの文体」と批評される簡潔で気品のある文章です。内容的に
(1)類集的(類聚)章段
(2)随想的章段
(3)日記的(回想的)章段
の3つに分けられます。今回の「中納言参り給ひて」は(3)の「日記的(回想的)章段」の一節になります。「日記的(回想的)章段」は、作者清少納言が中宮定子に仕えた華やかな宮廷生活を描いたもので、本文に「宮(中宮)」とはっきり明示されていなくても、中宮の存在を考える必要があります。以上が簡単な『枕草子』の紹介です。詳しくは下のボタンをタップして確認してください。

練習問題(一問一答&文法問題)〈第1回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
「中納言参り給ひて」テスト対策〈第2回〉
では、「中納言参り給ひて」の後半部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
中納言参り給ひて、御扇たてまつらせ給ふに、「隆家こそいみじき骨は得て侍れ。それを張らせて参らせむとするに、おぼろけの紙はえ張るまじければ、もとめ侍るなり。」と申し給ふ。「いかやうにかある。」と問ひ聞こえさせ給へば、「すべていみじう侍り。『さらにまだ見ぬ骨のさまなり。』となむ人々申す。まことにかばかりのは見えざりつ。」と、言高くのたまへば、「さては、扇のにはあらで、海月のななり。」と聞こゆれば、「これは隆家が言にしてむ。」とて笑ひ給ふ。
かやうのことこそは、かたはらいたきことのうちに入れつべけれど、「一つな落としそ。」と言へば、いかがはせむ。
(『枕草子』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。(第一回と同じ内容です)
- 中納言参り給ひて、御扇たてまつらせ給ふに、
- 言高くのたまへば、
- 扇のにはあらで、海月のななり。
解答はこちら(タップで表示)
「御扇」は「みおうぎ」、「言高く」は「ことたかく」、「海月」は「くらげ」です。あまり出題されないかもしれません。むしろ、「ことたかく」を漢字にする方が問題にしやすいですね。
あらすじの確認
・中納言は得意げに、全部がすばらしい骨だ、誰も見たことがないと言う。
・清少納言が、ではそれはくらげの骨ですねと言う。
・中納言は、自分の言葉にしてしまおうと笑って言う。
・清少納言は、みっともないことだけど、仕方なくこの話を書いていると述べる。
出題ポイント
以下の6項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。理解ができたら改めて本文を解釈してみてください。
- さらにまだ見ぬ骨のさまなり
- かばかりのは見えざりつ
- 扇のにはあらで、海月のななり
- これは隆家が言にしてむ
- かたはらいたきことのうちに入れつべけれど
- いかがはせむ
練習問題(一問一答&文法問題)〈第2回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
おわりに
今回は「中納言参り給ひて」を読んでいきました。前半は敬語の学習が中心、後半は清少納言の当意即妙な受け答えが光る場面でしたね。『枕草子』は入試などで初見の文章が出てくると、なかなか難しいですよ。様々な文章に触れておきたいですね。
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