「神無月のころ」テスト対策&練習問題《完全版》

「テスト対策」では文章全体の細かい現代語訳などは載せていません。現代語訳や丁寧な文章の解説などは、以下の「読解のコツ」をタップしてご覧ください。
また、出題ポイントがまとまっている板書パネルは「読解のコツ」にありますので、興味がある人はそちらもご覧ください。

目次

「神無月のころ」テスト対策

『徒然草』第11段「神無月のころ」において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。

STEP
本文を確認する

テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。

STEP
読みで問われやすい語を確認する

古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。

STEP
あらすじを確認する

「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。

STEP
出題ポイントを確認する

ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。

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出典について確認する

いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。

STEP
問題演習をする

本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。「スマホで学ぶ古典premium」は文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。

本文の確認

 テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。

 神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入ること侍りしに、遥かなる苔の細道をふみわけて、心細く住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるる懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに住む人のあればなるべし。
 かくてもあられけるよと、あはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。

(『徒然草』より)

読みで問われやすい語

青線部の読みができるようになっておきましょう。

  • 栗栖野といふ所を過ぎて
  • 木の葉に埋もるる懸樋ならでは
  • 閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる
  • 大きなる柑子の木の
解答はこちら(タップで表示)

「栗栖野」は「くるすの」、「懸樋」は「かけい」、「雫」は「しずく」、「閼伽棚」は「あかだな」、「紅葉」は「もみじ」、「柑子」は「こうじ」です。「閼伽棚」はよく出ます。現代仮名遣いでの解答になります。

あらすじの確認

・旧暦十月のころに、ある山里に行くことがあった
・そこにはもの寂しい様子で住んでいる庵があった
・周囲は静かで、筧に水の流れる音以外には音もしない
・その庵には風流な閼伽棚があったので誰か住んでいるのだろう
・作者はそこでの生活している人を想像し感動する
・ふと近くを見ると、実がたわわになった柑子の木がある
・その木は(実をとられないよう)周りを厳しく囲ってあった
・作者はがっかりして、興ざめした

「神無月」は旧暦10月のことです。月の異名は1月から12月まで漢字で書けるようにしておきましょう。

出題ポイント

以下の5項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。

  1. 懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし
  2. さすがに住む人のあればなるべし
  3. かくてもあられけるよ
  4. 大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたるが
  5. この木なからましかばと覚えしか

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文学史の確認

今回の出典である『徒然草』は、古典三大随筆の一つで、兼好法師が独自の無常観に基づいて書いた、鎌倉時代末期随筆です。「徒然草」特徴をまとめたものを、以下に示しておきます。詳細は以下をタップしてご覧ください。

↑タップして画像を拡大できます

練習問題(一問一答&文法問題)

では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。

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おわりに

今回は『徒然草』の第11段、「神無月のころ」についてお話しました。テスト直前でも時間をかけて復習するのは本文の内容ですよ。だって、一番配点が大きいのはそこですからね。

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この記事を書いた人

古文指導歴25年。「受けるだけで15点上がる」古文の先生。難しい文法用語をかみくだいて、テストに直結する形で教えるのが得意です。無料サイト「スマホで学ぶ古文」でも150記事以上を公開中。

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