「南院の競射」(弓争ひ・競べ弓)テスト対策〈第1回〉
「南院の競射」(弓争い・競べ弓)の前半部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。このサイトは文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
帥殿の南院にて人々集めて弓あそばししに、この殿渡らせ給へれば、思ひかけずあやしと、中関白殿思し驚きて、いみじう饗応し申させ給うて、下﨟におはしませど、前に立て奉りて、まづ射させ奉らせ給ひけるに、帥殿の矢数、いま二つ劣り給ひぬ。中関白殿、また御前に候ふ人々も、「いま二度延べさせ給へ。」と申して、延べさせ給ひけるを、安からず思しなりて、「さらば、延べさせ給へ。」と仰せられて、
(『大鏡』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。
- 帥殿の南院にて人々集めて弓あそばししに、
- 下﨟におはしませど
- 中関白殿、また御前に候ふ人々も、
- いま二度延べさせ給へ。
解答はこちら(タップで表示)
「帥殿」は「そちどの」、「下臈」は「げろう」、「中関白殿」は「なかのかんぱくどの」、「御前」は「おまえ・おんまえ」、「候ふ」は「さぶらふ」、「二度」は「ふたたび」です。現代仮名遣いで解答は載せています。
あらすじの確認
・伊周が、父道隆邸の南の院で人々と弓の競射を行う
・叔父の道長が急に道隆邸にやってくる
・道長が先攻で、伊周に「2つ」上回る
・道隆が「二度」延長せよと言って、延長させようとする
・道長は不満を覚えながらも承諾して、再度矢を射る
本文には「帥殿」「中関白殿」「この殿」と出てきますが、ここでは「伊周」「道隆」「道長」と記述しています。人間関係などよく分からない人は、ぜひ「読解のコツ」で確認してください。

出題ポイント
以下の5項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。
- 弓あそばししに、この殿わたらせたまへれば、思ひかけずあやしと中関白殿おぼし驚きて、
- まづ射させたてまつらせたまひけるに、
- 御前にさぶらふ人々
- 「いま二度延べさせたまへ。」
- やすからずおぼしなりて、
練習問題(一問一答&文法問題)〈第1回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
「南院の競射」(弓争ひ・競べ弓)テスト対策〈第2回〉
「南院の競射」(競べ弓)の後半部において、テストに出そうな内容にできるだけ絞ってお話しましょう。テスト対策は次のような流れで行うとよいでしょう。このサイトは下記の流れで解説をしています。
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。
古文の問一は「よみ」の問題であることが多いですね。出題されるものは決まっているので、ここで落とさないように、しっかり確認しておくことです。
「どのような話」か、簡単に説明できる状態にしましょう。
ここでのメインになります。古文はどうしても「知識」を問う必要があるので、問われる箇所は決まってきます。それならば、「よく問われる」出題ポイントに絞って学習すれば、大きな失点は防げそうですね。このサイトでは「よく問われる」箇所のみを説明していますので、じっくり読んでみてください。
いわゆる「文学史」の問題です。テスト対策としては、それほど大きな点数にはならないのですが、確実に得点したいところです。
本文読解の一問一答を解答し、古典文法の問題を解答します。文法の問題は必ず出題されます。それは、直接「動詞の活用」や「助動詞の意味」を問うような問題だけでなく、現代語訳や解釈の問題などでも出題されます。必ず問題を解いて、できるようになっておきましょう。このサイトは文法事項の説明も充実しているので、詳しく知りたいときは、ぜひそれぞれの項目に進んで学習してみてください。
本文の確認
テスト直前でもすべきことの基本は、「本文を読むこと」です。これまで学習した内容をしっかり思い出しながら読みましょう。「テスト対策」はあえてふりがなをつけていません。不安な場合は、「読解のコツ」の「本文を読む」で確認してみてください。
帥殿の南院にて人々集めて弓あそばししに、この殿渡らせ給へれば、思ひかけずあやしと、中関白殿思し驚きて、いみじう饗応し申させ給うて、下﨟におはしませど、前に立て奉りて、まづ射させ奉らせ給ひけるに、帥殿の矢数、いま二つ劣り給ひぬ。中関白殿、また御前に候ふ人々も、「いま二度延べさせ給へ。」と申して、延べさせ給ひけるを、安からず思しなりて、「さらば、延べさせ給へ。」と仰せられて、また射させ給ふとて、仰せらるるやう、「道長が家より帝・后立ち給ふべきものならば、この矢当たれ。」と仰せらるるに、同じものを中心には当たるものかは。次に帥殿射給ふに、いみじう臆し給ひて、御手もわななく故にや、的のあたりにだに近く寄らず、無辺世界を射給へるに、関白殿、色青くなりぬ。また入道殿射給ふとて、「摂政・関白すべきものならば、この矢当たれ。」と仰せらるるに、初めの同じやうに、的の破るばかり、同じところに射させ給ひつ。饗応し、もてはやし聞こえさせ給ひつる興もさめて、こと苦うなりぬ。父大臣、帥殿に、「何か射る。な射そ、な射そ。」と制し給ひて、ことさめにけり。
(『大鏡』より)
読みで問われやすい語
青線部の読みができるようになっておきましょう。ただし、今回は少ししかありません。
・同じものを中心には当たるものかは。
・御手もわななく故にや
・父大臣、帥殿に、
解答はこちら(タップで表示)
「中心」は「なから」、「故」は「け」ですが、あまり出題されることはありません。
「大臣」は「おとど」とよみます。なお、すべて現代仮名遣いで示しています。
あらすじの確認
・「自分の家から帝や后が立つなら矢が当たれ」と言って矢を射る
・矢は的の中心に当たる
・帥殿は気後れしてしまい、的を大きく外す
・次の道長の番では「自分が摂政や関白をすべきなら矢が当たれ」と言って射る
・矢は的が破れるくらいの強さで中心に当たる
・道隆たちは興がさめて、競射をやめさせる。
出題ポイント
このお話はまず、登場人物を確認することが必要です。以下をクリックして登場人物を確認した後で、文章の出題ポイントをご覧ください。
登場人物を把握した後、以下の4項目が何も見ずに訳すことができるか。確認してください。理解ができたら改めて本文を解釈してみてください。
- 同じものを中心には当たるものかは
- いみじう臆し給ひて、御手もわななく故にや
- 関白殿、色青くなりぬ
- 何か射る。な射そ、な射そ
練習問題(一問一答&文法問題)〈第2回〉
では、上記の内容が本当に理解できたか、実際に問題を解きながら確認してみましょう。
おわりに
今回は「南院の競射」を読んでいきました。『大鏡』は全体が会話文であるなど、ふつうの文章とは異なる形式で戸惑うこともありますが、文章自体は非常に読みやすく、内容もつかみやすいものが多いです。できれば、多くの文章に触れておきたいですね。
読んでいただきありがとうございます!
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