「ありがたきもの」『枕草子』現代語訳&品詞分解

目次

はじめに

 今回は『枕草子』の「ありがたきもの」と呼ばれる文章の品詞分解をおこないます。まずはじめに文章全体を見ておきましょう。声に出して読むと効果的ですよ!

 ありがたきもの。舅(しうと)にほめらるる婿。また、姑(しうとめ)に思はるる嫁の君。毛のよく抜くる銀(しろかね)の毛抜き。主(しゆう)そしらぬ従者(ずさ)
 つゆの癖なき。かたち、心、ありさますぐれ、世に経るほど、いささかのきずなき。同じ所に住む人の、かたみに恥ぢかはし、いささかの隙
(ひま)なく用意したりと思ふが、つひに見えぬこそかたけれ。
 物語、集
(しふ)など書き写すに、本に墨つけぬ。よき草子などは、いみじう心して書けど、必ずこそきたなげになるめれ。
 男
(をとこ)(をんな)をば言はじ、女どちも、契り深くて語らふ人の、末まで仲よき人かたし。
(『枕草子』より)

現代語訳&品詞分解

ありがたきもの。

めったにないもの。

単語 品詞 活用 基本形 備考
ありがたきク活・連体ありがたしめったにない・珍しい
もの

舅にほめらるる婿。

舅に褒められる婿。

単語 品詞 活用 基本形 備考
格助受身の対象
ほめマ下二・未然ほむ
らるる助動・連体らる受身
婿

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おわりに

 以上で、「ありがたきもの」の品詞分解を終わります。この文章を解説したページもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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この記事を書いた人

古文指導歴25年。「受けるだけで15点上がる」古文の先生。難しい文法用語をかみくだいて、テストに直結する形で教えるのが得意です。無料サイト「スマホで学ぶ古文」でも150記事以上を公開中。

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