目次
はじめに
今回は『徒然草』の「つれづれなるままに」と呼ばれる文章の品詞分解をおこないます。まずはじめに文章全体を見ておきましょう。声に出して読むと効果的ですよ!

つれづれなるままに、日暮(く)らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
現代語訳&品詞分解
つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
することがなく手持ちぶさたなのに任せて、日が暮れるまで、硯に向かって、心に浮かんでは消えていくつまらないことを、とりとめもなく書きつけていると、不思議にも心が乱れるような気分になる。
| 単語 | 品詞 | 活用 | 基本形 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| つれづれなる | 形動 | ナリ活・連体 | つれづれなり | 手持ちぶさたな |
| まま | 名 | – | ||
| に | 格助 | – | 原因 | |
| 日 | 名 | – | ||
| 暮らし | 動 | サ四・連用 | 暮らす | (日が)暮れるまで過ごす |
| 硯 | 名 | – | ||
| に | 格助 | – | 対象 | |
| 向かひ | 動 | ハ四・連用 | 向かふ | |
| て | 接助 | – | 単純接続 | |
| 心 | 名 | – | ||
| に | 格助 | – | 場所 | |
| うつりゆく | 動 | カ四・連体 | うつりゆく | 浮かんでは消えていく |
| よしなしごと | 名 | – | つまらないこと | |
| を | 格助 | – | 対象 | |
| そこはかとなく | 形 | ク活・連用 | そこはかとなし | とりとめもなく |
| 書きつくれ | 動 | カ下二・已然 | 書きつく | 書きつける |
| ば | 接助 | – | 順接確定(偶然) | |
| あやしう | 形 | シク活・連用 | あやし | 不思議にも・ウ音便 |
| こそ | 係助 | – | 強意 | |
| ものぐるほしけれ | 形 | シク活・已然 | ものぐるほし | 心が乱れるような気分だ |
おわりに
以上で、「つれづれなるままに」の品詞分解を終わります。『徒然草』の様々な文章にふれてみてください。
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